「設営は撤営までが設営だ。しかし、撒営は設営から始まっている」
「設営は撤営までが設営」とは、キャンプの終わりまで、快適に過ごせるように工夫するととを忘れないというとです。そして撤営は設営から始まっている」とは、きみがキャンプに感謝以外は伺も残さすに帰れるように、はじめから考えながら行動しなさいということです。
(スカウトハンドブックp59)
『地球にやさしい野外活動をするために』
1.事前に計画と準備をします
・目的地についてよく調べ、事前の準備をする。
・参加者の技能に見合った計画を立てる。
・目的地までの移動時間は余裕をもつ。
・小さな火、少ないゴミですむように献立と調理器具を工夫する。
・自然への影曹を考え、少人数のグループで訪れる。(まさに班の人数)
(スカウトハンドブックp58)
2.地表や植生に悪い影響を与えないよう努めます
・ハイキングではコースをむやみにはずれて、地表を荒らさない。
・キャンプでは、そこに住む生物、地形に配慮する。
・小川や湖から50m以上離れてキャンプをするなど、水源地を汚さないようにする。
・よいキャンプサイトは作るものではなく、見つけるものだということを知ると
ともに、キャンプサイトにむやみに手を加えない。
3. 適切なゴミ・汚水処理をします
・自分たちの持ちこんだものは自分たちで持ち帰る。
・キャンプ場では指示されたゴミ処理を行う。
・トイレはキャンプサイトや水源地から50m 以上離し、使用後は土をかける。
・洗剤の使用は極力ひかえ、使用する場合は無添加石鹸を使用する。そのために
も献立を工夫する。
・汚水はゴミをすくい、指定された場所に捨てるか、広範囲にまく。
・帰る前にもう一度、キャンプサイトを確認する。
4. 自然を大切にし、来た時の状態にします
・きみが見たすばらしい自然を大切にし、そのままにする。
・キャンプサイトを去るときには、来た時と同じ状態に戻す。
5. 火の取扱いには、細心の注意をはらいます
・火による自然への影響を最小限にとどめるようにする。
・たき火のマキは、燃えかすを残さないように、必要な量を見極めて燃やす。
・完全に消火したのを確認してから去る。
6. 野生生物の命を大切にします
・野生生物を驚かさない。
・野生動物には、むやみに近づかない。距離を置いて観察する。
・工サを与えない。また、食料の管理をしっかりする。
7. 他の人々に配慮します
・他のハイカー、キャンパーの邪魔をしない。
・みんなが静かに自然を楽しめるように配慮をする。
●残すのは感謝のみ。リーブ・ノー・トレース(Leave No Trace)
スカウテイングは世界中で行われています。そして世界の仲間たちもそれぞれの環境にあったスローガンなどを決めています。また、キャンプやハイキング、野外活動を楽しんでいるスカウト以外のたくさんの団体も言葉や表現は違っても、同じような「スローガン」を持っています。
オーストラリアのスカウトたちは「スカウト環境保護憲章」 を決めています。アメリカのスカウトたちは「アウトドア・コード(野外生活のおきて)」を持つとともに、他の野外活動をしている人たちと同じ「リーブ・ノー・トレース」という指針で野外活動を楽しんでいます。
(スカウトハンドブックp57)
リーブ・ノー・トレース
この言葉は、「跡をなにも残さない」 という意味です。ベデンーパウエルが残した「何も残さない。感謝を除いては」と同じ内容です。野外活動では「とってよいのは写真だけ、残してよいのは足跡だけ」などといわれてきましたが、残してよい足跡も同じところを何人もが歩けば道になってしまいます。
(スカウトハンドブックp57)
●地球にやさしい野外活動
地球にやさしい野外活動は、きみがいくつかのととを心がければ実践することができます。そのいくつかとは、スカウテイングを始めたベーデンーパウエルの言葉にヒントがあります。それは「何も残さない。感謝を除いては」という言葉です。とれはスカウティングという活動が、自然とともにあるととを意味しています。
(スカウトハンドブックp57)
*スカウト環境行動スローガン誕生まで
第11回日本ジャンボリー(1994年)開催中に行われた第10回全国スカウトフォーラムでは、「『自然と仲良く』を合言葉に、地域の人々とともに身近なところから環境に対する意識改革を始めよう!」という呼びかけが採択されました。
そして、これをすぐに実践できるように発展させて、日本のボーイスカウトが環境に対する取り組みの基本姿勢を「スカウト環境行動スローガン」として宣言することとしました。
私たちはこのスローガンを合言葉に、地球環境の保護のためにいろいろな活動を積極的に行っていきます。
(このスローガンは平成7年3月中央審議会で承認されました)
スカウ卜環境行動スローガン
わたくしたちスカウトは、自然の恵みに感謝し、地球市民として、自然の美しさがいつまでも保たれることを願い、地球環境の保護のために積極的に行動します。
1.縁の大地を守り育てます。
1.かけがえのない水と空気を汚さないようにします。
1.すべての動植物の命を大切にします。
1.かぎりある資源の節約とリサイクルにつとめます。
1.地球にやさしい野外活動を実践します。
(スカウトハンドブックp56)
残すのは感謝のみ
●自然とともにこのかけがえのない地球は、決して現在の私たちだけのものではありません。地球上に住むあらゆる生物は、過去から現在、そして未来へと、次の世代に「命」をバトンタッチする大切な使命をもっています。そのためにはすばらしい自然をもつ、健康な地球が未来へと続いてゆくことが大切です。
「スカウト環境行動スローガン」は、日本のスカウトたちが環境に対して取り組む気持を表したものです。スカウテイングは、きみたちがスカウトとして活動することで、ただキャンプやハイキングを楽しむだけではなく、自然との付き合い方を知る方法でもあります。
(スカウトハンドブックp56)